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タクシードライバーの妻の気持ち



(ちびうさの気持ち)

まず、日々の無事故、無違反、トラブル無しを願うばかりです。
近年、法人・個人を問わず、タクシードライバーの収入は激減しているというのがおおかたの現状のようです。我が家だってご多分にもれずその渦中にいるわけですが、悩んでいたってしょうがない!少しでも、明るく、元気よく生活しようじゃないか!と、考えた末始めたのがこのページです。事前にたくさんのタクシー屋さんのページへおじゃましながら、励まされたり、やっぱりみんな大変なんだぁ~と、納得してみたりの日々が続きました。ようやく決心ついてページ作成を始めたものの、わからないことばかり・・・その間にも、はずかしながら、夫婦喧嘩あり、夫の不機嫌あり・・・もちろん家事の手抜きあり(笑)アップしたページはご覧の通りです。徐々にタクシー屋さんのカラーをだしていきたいと、手始めに、この文章を書き出しました。
 私は過去二十数年間バスガイドとして生きてきましたが、いざ辞めてみて気づくタクシードライバーとの共通点とはなにか?
お客様に笑顔で車を降りていただくのが一番の喜びだということでした。
いろいろなお客様がいて、いろんな気持ちでご乗車いただき、いろんな話を見聞きし、またお話するのは、ごく普通のようでいてかなりむずかしいことだというのが私の個人的考え方ではありますが、想像するに我が夫も同じ考えのようで、それなりの悩みは色々あるようです。我が家では晩酌やナイトキャップの習慣がありません。はじめのうちは、妻としては少し淋しい気もしていましたが、最近では、甘党の夫にどんどん感化されて、お茶と甘いものでのんびりと会話ができるような年代になったのかなぁ?と、妙に昔の、縁側の老夫婦を思い描きながら、野良猫の声やご近所の子供の声とともに、裏山の四季を観察するのもいいものだと感じています。そんな家庭のこんな暮らしのエピソードを混ぜながら、のんびりと読んでいただけるページを作っていこうというのが、私の気持ちです。

昔ある人が、いつもピリピリとして焦っては仕事をして疲れていた私にこう言いました。

「いつも願い事ばかりじゃ、どんな神様も聞いてはくれない。信仰心とは普段の生活に感謝することからはじめなくてはダメだ!極々普通の何が悪い、焦るから疲れるんだ!」

言われた時には目からウロコの気がしていましたが、時がたつにつれいつのまにか忘れていました。しかし、家庭に入り仕事を忘れた日ふと思い出したのがこの言葉なのです。
 それ以来、私は日々の売り上げの減収もかさなり愚痴を言う夫の言葉にいらぬ心配や、気休めの同情をやめようと思ったのです。収入が上がり生活が楽になるように願うまえに、日々の無事故や無違反だって立派な収入のうちなのだと感謝しよう考えました。もちろん あたりまえのことなのでしょうが、日々、日報の整理をしながら出てくる数字だけにとらわれだすと、ついこの「感謝」という言葉を忘れてしまいがちなのです、事実、私も外で仕事をしていた頃は、子供の学費や少しでも楽な生活をと、目先の収入ばかりに頼って、仕事が一番楽しかった頃の夢や思いなんてものは、すっかり忘れては愚痴ばかりこぼした時代がかなりありました。今、字が小さくて少し見えにくいような・・・って年齢にはなりましたが、だからこそ、「焦らず、のんびり行こう」をモットーに心の余裕を増やしていきます。それには少しの傍観者がいてくださるととても嬉しいということに気づいたのは、このささやかなページをはじめてからのことです。読んでくださる方すべてに感謝いたします。



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